目が見えない人が
耳で聴くこと
耳が聞こえない人が
目で観ること
そのことを思って準備した
コンサートでした
目が見えない人
見えにくい人には
優しい声と歌と楽器
耳が聞こえない人
聞こえにくい人には
美しい写真や絵
花や積み木の空間を
一緒に楽しんで
いただけたらと
思ったのです
今日は11月に開催した
Togatherland 主催の
バリアフリーコンサートのご報告です
今回は
福岡ろう劇団博多のメンバーと
初めから
作品を作り込んでいきました
手話や手話表現をやっていただいたことで
皆さんにぐーんと近くなれたように
思います
感謝の気持ちでいっぱいです
長文ではありますが
写真と一緒に
お楽しみいただけたらと思います
オープニング
昼の部のオープニングは
LGBTQ当事者の
笛田ちひろさんのお話と
リコーダー演奏
いろんなリコーダーを
紹介していただきました
とても優しい音色で
素敵な自作の曲を
演奏されました
ステージは全てのお話や演奏に
手話 または UDトークがつきます
夜の部のオープニングは
Togatherlandサポートスタッフの
メンバーで構成された
ハーモニー部のお芝居と歌
そして
Togatherlandのサポートスタッフで
オリヒメロボットのパイロットでもある
東川ゆいさんが
自宅から
吉藤オリィさんが開発した
分身ロボットオリヒメを
操作して参加しました
オリヒメが会場を見渡して
会場の臨場感を体験できていることには
びっくりでした
またオリヒメを通してですが
オリヒメとの会話を通して
本当にその場に
ゆいさんが居るようで
本当に感動しました
第1部
第1部は金子みすゞの
「みんなちがってみんないい」と
うたった
【私と小鳥と鈴と】の
朗読から始まりました
朗読に手話表現がつきました
耳が聞こえにくい人たちには
どのように伝わったのでしょう
朗読は 有吉ゆきさん
手話表現は 鈴木玲雄さん
「みんなちがってみんないい」の世界を
優しい声の朗読と
手話表現で表した時間
手話表現はとても美しく
見惚れてしまいました
朗読の次は
ココペリーナの手話歌
中田義直さん作曲の
可愛らしい曲を
楽しく表現しました
ココペリーナの3人は
実は
私のボイスヒーリングクラスの
一期生です
メンバーの1人が
手話を習っていて
歌を手話と一緒に
表現できたらと言って
生まれたのが
「手話歌」です
たくさんの方に
知ってもらいたいと
思います
次はまた 朗読と手話表現
表情豊かな手話表現の
お話の世界に
引き込まれました
金子みすゞの次は
森和田さんの演奏です
しっとりした曲と
楽しい曲が演奏され
あっという間に
お客さんを
音楽の世界に引き込みました
「光のポルカ」は
手話表現つきで
底抜けに明るく
それでいて
大切なことを歌っています
NHKの「みんなの歌」で
流れてほしいな〜!
1部の最後は 私の歌
合唱曲になっている歌を3曲歌いました
詩人の詩に付けられた美しい曲です
「ぜんぶ」さくらももこ詩 相澤直人作曲
後藤郁玖子さんの手話表現とともに
「いっしょに」工藤なお子詩 木下牧子作曲
手話表現 鈴木玲雄
影絵のようなお芝居 野上まり 後藤郁玖子
「私と小鳥と鈴と」金子みすゞ詩 相澤直人作曲
コンサートのテーマとも言えるこの曲では
3人の人がそれぞれの手話表現をしました
この演目のこの3人の手話表現は
なかなか観ることができないと思います
本当に素晴らしかった!
表現しているところの写真がないのが残念ですが
写真を撮る人も
きっと夢中になってみていたのだと思いますw
今回のコンサートでは
初めから
福岡ろう劇団博多のメンバー
いっしょにを歌と手話表現を
創っていきました
練習の時に
私が感動したのは
自分達は勝手に
手話をつけることはできないんです
というお話
だから
この鳥はどんな鳥?
たくさんいる?
一羽だけ?という
ことを色々話し合いました
私のイメージを
お伝えして
手話表現を創り上げて
いきました
その時間が
とても素晴らしかった
本当に幸せな時間でした
第2部
第2部のはじまりは再び
朗読と手話表現でスタート
1部と違うところは
ステージでは3人の芸術家の
それそれの世界
花や絵画や積み木が
ステージ上で表現されてる中で
行わたところです
ステージの照明と
ライブペイントの絵と
お花と積み木が溶け合って
素晴らしい世界を作っていました。
お花は竹内隆慧さん
ライブペイントはhare to ke lab
代表理事の梶原慶子さん
お昼と夜の2回公演でしたが
2回とも全てが
素晴らしかった
私はお花が大好きです
フラワーエッセンスをやってることもあって
お花から
いろんなことを感じたり
受け取ったりします
今回の竹内隆慧さんのお花の中に
私が好きなお花がありました
それはゆりの花
ゆりは女性性の象徴で
受胎告知の時にも
ガブリエルがゆりの花を持って
登場します
クリスマスが近いから
百合だったのかは
わかりませんが
優しさや
安心感 幸せを
花といっしょに
伝えているのかなあと
勝手に思いました
そして
1部の私の歌の伴奏も
加護ひかりさんに
していただいて
そのピアノが
とても素晴らしかったのですが
アーティストが表現している間
ずっと
即興ピアノが流れていたのも
本当に素敵でした
朗読と手話表現の次には
桝谷剛さんの美しい写真と
それに付けられた言葉を
優しい声で朗読する時間がありました
その時間も
とても癒されました
美しい芸術が表現されている
同じ空間に 写真と朗読があって
美しいピアノが流れる
とても素敵な
時間と空間になりました
こんな時空を体験できることは
なかなかないと思います
最後はみんなで光のポルカ
光のポルカは
森和田さんの
オリジナルソングで
とっても楽しい曲なんですが
なぜか泣けてくるんですよね!
最後は会場の皆さんを巻き込んで
楽しさいっぱい 喜びいっぱいで
みんなで光のポルカを歌って
終了となりました
最後には
Togatherland代表の
田中美佳さんの挨拶
私は今回袖から
みなさんの演奏を聴きながら
涙腺が緩みっぱなしでしたが
美佳さんの挨拶には
ステージの上にいて泣きそうになりました。
みんなの思いがひとつになって
美しい音と時空が実現した バリアフリーコンサート
私はこのコンサートに参加できたことを
心から感謝します
何事にも変えられない体験でした
ステージには上がってなくて
みなさんには見えなかったけど
私たち演者を支えてくださった皆さん
UDトークの宮本聡先生
配信の杉田映像社
広報宣伝物デザインのみずのえさん
そして今回も
音響の森勇喜さん
の優しい音と
照明の元春有可里さん
の優しい光と色には
本当にお世話になりましたm(_ _)m
舞台、広報、業務や
サポートスタッフの方々への
感謝の気持ちでいっぱいです
またこのチームでやりたいな〜と
思います。
この形でのコンサートに
次があるのかどうかわかりませんが
私たちの活動が
よりユニバーサルな世界へと
広がっていけたらとおもいます
またどこかで皆さんとお会いできますように
長文を最後まで読んでくださって
本当にありがとうございました
オリヒメロボットとともに
コンサートやりますという告知記事は
合わせてお読みいただけると
嬉しいです。