精油は植物の命の結晶

沢山の精油を仙骨に落とす

トリートメントを受けたけど

頭痛がしたり吐き気がして

苦しくなった。

 

施術者に相談したけど

好転反応ですと言われ

何のアドバイスも処置もなかった。

 

こんなことあるんですか?

どうやったら楽になりますか?

助けてください。

 

そんな相談が私のところには

周期的にやってきます。

 

  

精油は植物の命の結晶です。

一滴の精油をつくるのに

どれだけの植物が使われるか

知っていますか?

 

植物は数ヶ月から

木であれば

何年何十年という年月をかけて

育っていきます。

 

油分の少ないバラであれば

1滴の精油をつくるのに

大量のバラの花びらが

必要になるのです。

 

私は植物の命を

大切にして

生きていきたいと思います。

  

精油についての質問

・市販されていない精油ですが大丈夫ですか?
 会員にならないと買えずネットワークビジネスの
 ようにも思います。(今は市販もされてるのかな?)

・レモンの精油は水に入れて飲むといい
 と言われましたが大丈夫ですか?
 飲んだら気持ち悪くなります。

・この精油は波動が高いのでたくさん使ってもいいと
 言われましたがそんなことありますか?
    

精油の使用を不安がって

また

施術を受けて具合が悪くなって

私のところに来た人たちからの質問です。

みなさん同じような質問を

されていました。

   

教えてもらった精油メーカーは

2つのメーカーでした。

ド⚪︎ラと ヤング⚪︎ビングです。

他にもあるのかもしれません。

  

気持ち悪く感じたり

不安になったりするのなら

その感性は健全なのかもしれません。

  

私はアロマの学校を卒業しましたが

それらのメーカーのような

危険な使用法はやってはならない

と教えられました。

 

危険な使用法

時には命に関わるような

使用法が

まかり通るのは

悲しいかな

精油が雑貨として

扱われているからだと思います。

 

では質問に答えていきましょう。 

 

会員制での販売

精油は雑貨なので

販売の規定は

特にはないようですが

 

雑貨として扱うならば

効果効能を

うたってはいけないという

決まりがあります。

 

また、販売方法が

会員にならないと買えないなら

たくさん売ったらマージンが入る

という仕組みなら

おそらくネットワークビジネスでしょう。

 

精油を飲んでいいか?

 

口腔内の粘膜が傷つきます。

 

そして何より 

精油には経口毒性があって

最悪の場合は死に至ります。

 

致死量を飲むことは

日常生活では無理だと思われますが

幼児の誤飲では可能性があるかもです。

 

精油は口から入り肝臓や腎臓に至り

内臓に負担をかけ

健康を害します。

 

精油は香りや皮膚の塗布を通してどこまで影響するか

香りは脳に到達する

芳香成分が鼻の奥にある嗅細胞を刺激して

その刺激が脳の大脳辺縁系へ伝達されます。 

さらにそこから視床下部、下垂体へと伝わります。 

大脳辺縁系の中の扁桃体や海馬と呼ばれる器官へ

ダイレクトに伝わります。

 

精油の成分は血液に到達する

精油成分は分子が小さくて、容易に皮膚から吸収されます。

 毛穴や汗腺からも吸収され皮下組織へと浸透し

毛細血管やリンパ管を通じて体内に入った成分は血液中に入り

全身へ運ばれます。 

概ね、塗布後15~20分で血液中に精油成分が検出されます。

 

あまり知られていないことですが

アロマの香りは脳を通じて

全身に指令が行きます。

 

また 精油の成分は

皮膚を通して血液まで

浸透します。

 

そのため

トリートメントの時には

精油をこれ以上

使ってはいけないという量が

決まっています。

 

使用するときは原液ではなく

必ず

スイートアーモンドオイルなど

キャリアオイルで

希釈して使用しなければなりません。

原液で使うことは禁じられています。

 

トリートメントの時の希釈量は

30mlのベースオイルに

1%の希釈量とするなら

精油は6滴になります。

私は6滴でも多いと

感じています。

2〜3滴で充分と感じます。

   

  

トリートメントの時には

ベースになるオイルも

パッチテストが必要ですし

使う精油も

病歴や今の心身の状態を聴いてから

選び

香りを嗅いでもらって

嫌じゃないか気分は悪くならないかを

確かめてから

トリートメント用のオイルを作ります。

 

アロマトリートメントの前には

必ずカウンセリングが必要なのです。

  

どうしてそうするのかは

「禁忌」があるからなんです。

精油の禁忌

病歴や現在の心身の状態によって

使ってはいけない精油があります。

 

ここではラベンダーと

ローズマリーのお話を

少ししてみましょう。

 

皆さんがよく使う

ラベンダーも

妊娠初期には

通経作用があるため使用できません。

子宮を収縮する作用があるので

早産や流産を引き起こす可能性があります。

 

ローズマリーは

カンファーという成分が含まれていて

そのため神経毒に対する注意が必要になります。

たとえば

癲癇の疾患を持っている人が使うと

発作を引き起こすことがあります。

  

自分が癲癇であることを

初対面の人に話す人はまずいません。

アロマクラフトを作る場合でも

神経毒を引き起こす可能性がある

ローズマリーやユーカリの精油を

私は使いません。

 

 

もし精油を使って何かが

改善されたように思えても

肝臓や腎臓という

見えない臓器が傷つき

弱っていくのです。

だから注意が必要です。

  

ディフーザーなどでの使用は

マックス15分と覚えていてください。

香りを炊く位だったらと

思われるかもしれませんが

この時にも「禁忌」を

確認して使用してください。

 

    

精油の波動とは? 

その精油が

良質だとか

波動が高いとかいうことが

 

精油をとるための植物を

たくさん使用していることが理由だとか

そのために

飲んだり多量に使用してもいいこととは

結びつかないと私は思うのです。

 

波動が高く良質だから

飲んだり

多量に使ってもいいということで

紹介しているのなら

それはとても危険な紹介の仕方だと思います。

 

そのメーカーの精油だから

良いのでがなく

丁寧に作られた

良質の精油は

どれも私たちを助けてくれます。

楽にしてくれる

素晴らしいものになります。

 

また 

なんでもそうですが

その物がどんなものでも

それを使う使い手による

影響は大きくなります。

  

経済効果を上げるものとして

それをたくさん売ることを目指すなら

物質主義的な波動に

変わっていくでしょう。

    

植物の命や自然を大切にする生き方

今回このようなお話を

ブログを通して

より多くの方へ

お伝えする必要性を感じたのは

 

大量の精油を仙骨に塗布したり

飲んだりすることを

体験して

具合が悪くなったり

迷ったり悩んだりしている人が

たくさんいたことからです。

 

精油のことを詳しく知って

安全なアロマライフを楽しんでいただきたいと思うし

有機的な生活や自然の生態系のリズムを

こわすような使い方は

もう終わりにしませんかという

祈りのような思いがあります。

 

アロマブームで

誰もが気軽に精油を

使えるようになったことは

喜ばしいことでもありますが

一方で

あまりにも沢山の植物の命が

精油をとるために使われたため

中には絶滅の危機を迎えた植物もあります。

  

そのため

精油をつくる目的のためには

もうこの植物を採取してはならないと決められ

守られている植物もいくつかあって

このことに関してはとても悲しく思っています。

  

  

人間の傲慢な思いで

いろんなものが歪められることなく

壊されることなく

自然とともに生きつづけることができるようにと

祈るような思いでいます。

  

アロマの仕事をされている方

精油を使っている方にも

もう一度良く考えて欲しいと思います。

  

何が大切なのか。

 

私は、禁忌の知識があまりない方達が

沢山の方に

精油を飲むことをすすめたり

精油を多量に使って施術することは

やめていただきたいと思っています。

  

もし私自身がそうだったらと考えたら

自分の責任においてすることはできません。

  

また、経済効果を上げるための商材として

その精油がつかわれるなら

当然、波動は低くなっていくでしょう。

    

エコロジーや

環境や自然のことを

みんなが考えて

それを大切にしようと思うなら

本当に大切なものは何なのかが

わかってくると思います。

そのことを、もう一度考えて欲しいです。

  

最近の私は 

精油を物質としてではなく

エネルギー 波動として

使うことを実行しています。

 

そうすれば

何十滴もの精油を使うことなく

自分やお客さまを

幸せにすることができるからです。

   

「サトルアロマテラピー」という施術で

私のヒーリングメニューにもあり

学校で講座も行っています。

詳しくブログをご覧ください。

「大塚れな・魂の癒しの学校の講座内容と受講料」

  

書籍はこちら

「パトリシア・デーヴィスのサトル・アロマテラピー」  

  

長くなりすぎたので

このお話は

また別の記事にすることにしますね。

  

 

私のおすすめの精油

ブログを書くと いつも

「どの精油を使ったら良いのですか」

というお話になるので

 

お勧めの精油を

ご紹介しておきます。

精油は生き物なので

ほとんどの使用期限は1年間

柑橘系は6ヶ月です。

 

そのため5mlのものの購入を

お勧めします。

 

精油の種類を

たくさん揃えるよりも

日常的に多く使うもの

「ラヴェンダー」を1本

常備するのが

良いと思います。

 

お勧めの精油メーカー

    

 

日常のケア製品のお勧め

もし香りのある生活を楽しみたいのなら

精油そのもを使うよりも

安全で良質の精油を原料にした

日常のケア製品をお勧めします。

ヴェレダ

 

最後までお読みくださって

本当にありがとうございました。

 

質問などございましたら下記の

フォームよりお送りください。